ビジネス書籍

眞邊明人『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の感想と解説 あの日の日本人の希望に復活した偉人たちが応える

yuu(ゆう)

こんにちは。
yuu(@yu_yu211)です。

今回は、眞邊明人さんの著書、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』についてご紹介していきます。

もしも〇〇たら
記憶に一番強く残ってるのは、『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』じゃないでしょうか?
小説だけにとどまらず、アニメ化・映画化もされて世間に注目された作品です。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』はもしドラをはるかに凌駕するインパクトを持つタイトルだと、個人的には思っています。

この本は表紙の上部に小さく「ビジネス小説」と書かれています。
確かにフィクション要素満載でかなり非現実的でコミカルな要素も強いので、小説といえば小説。

しかし、AIとホログラム技術により復活した歴史上の偉人たちは史実に基づいて描かれているし、コロナ禍を背景にした社会情勢や国民感情、日本が抱える問題についてもしっかり描かれています。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は、小説として楽しめて、歴史的教養が学べて、経済についてちょっと知れて、政治について考えさせられる
いろんな要素が詰め込まれすぎているエンターテイメント作品です。

登場する偉人たちは要所でかなり良い言葉を話しているので、それだけでも読む価値があると思います。

ストーリー自体はツッコミどころ満載で畳み掛けるように話が進んでいくので、ある意味面白い。

それでは、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』について詳しくご紹介していきます。

この本はこんな人におすすめ

  1. コロナ禍に辟易(嫌気がさし)てしまった人
  2. 歴史について簡単に分かりやすく学びたい人
  3. 政治に興味がない人(選挙に行かない人)

小説・ビジネス書・ラノベ
40万冊を「無料体験」で聴く[jin_icon_arrowcircle color=”#ffffff” size=”18px”]

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』のあらすじ

内閣全員、英雄――。
コロナを収束させ、信頼を取り戻せ!

2020年。
新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。あろうことか総理が感染し、死亡する。国民は政府を何も信頼しなくなり、日本はかつてないほどの混乱の極みに陥った。そこで政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人たちを復活させ最強内閣をつくる計画を実行する。

AIにより総理大臣に選ばれたのは、江戸幕府の創始者である徳川家康。
経済産業大臣には織田信長、財務大臣に豊臣秀吉、厚生労働大臣に徳川綱吉、総務大臣に北条政子、外務大臣に足利義満など錚々(そうそう)たるメンバーの中で、皮肉にも総理大臣の補佐役である官房長官に選ばれたのは、江戸幕府を終わらせた男・坂本龍馬だった。

そんな歴史に名を刻む面々で組閣された最強内閣は、迅速な意思決定で、東京ロックダウン、50万円給付金、リモート国会、令和版楽市楽座、リモート万博など、大胆な政策を次々と実行していく。最初は「過去の人間に政治ができるのか」と半信半疑だった国民も、偉人たちのえげつない決断力と実行力に次第に歓喜し、酔いしれていくが……。

時代を超えたオールスターは未曾有の危機にどう立ち向かうのか!?
そして、ミッションを果たした先に待ち受けていたものとは……!?

ビジネス、歴史、政治、ミステリー、あらゆるジャンルと時代の垣根を超えた教養溢れる新感覚エンターテインメント!!

サンマーク出版WebSiteより

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の書籍情報

著者 眞邊明人
発行日 2021年3月20日
発行元 サンマーク出版
ジャンル 歴史・政治・経済(小説・ビジネス書籍)
ページ数 435ページ

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を読むと学べること

教科書的であり、自己啓発的であるこの書籍からは、歴史・政治・経済に関する基礎知識を学ぶことができます

小説という形で、フィクションを描くことでより感情移入して読むことができるので、知識が入ってきやすいのも特徴です。

書かれている知識は、詳しい人にとっては基本的すぎる内容になっているので物足りないかもしれませんが、そんな人でもこの本はフィクション作品なので、物語を楽しむという視点で読むことができます。

そんな『もしも徳川家康が総理大臣になったら』からは、以下の内容について学ぶことができます。

  1. 歴史上の偉人についての知識が得られる
  2. PDCAのキーポイントが学べる
  3. 国債と経済の関係性が学べる
  4. 政治に興味が持てる

AIとホログラムで復活した最強内閣磐石の布陣

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の中では、新型コロナウイルスの脅威が内閣にもおよび総理大臣がコロナウイルスによって亡くなってしまうというところから始まります。

そこで日本政府は、最先端のAIとホログラム技術により、日本が誇る歴史上の偉人たちを復活させ、内閣閣僚として指揮を取らせることを計画します。

総理大臣に抜擢されたのは、260年もの長期政権を維持した江戸幕府開いた英傑「徳川家康」です。
総理大臣の女房役である官房長官には、幕末の志士であり倒幕の立役者となった「坂本龍馬」
そして織田信長豊臣秀吉足利義満など各時代に活躍した偉人たちが閣僚として名を連ねます。

書籍の中では、冒頭に徳川内閣の組織について説明があるのですが、この組織図をみただけで先々の展開が気になって仕方がないです。

徳川内閣の政策

コロナ禍の日本に突如復活した歴史上の偉人たちは、コロナの収束のみならず、各自の目線で現代の日本情勢を危惧し、さまざまな政策を打ち立てていきます。

物語の中で徳川内閣がやってのけた政策について、現実と比較しながら簡単にご紹介します。

徳川内閣による政策一覧

  1. 徹底的なロックダウン
  2. 全国民に一律50万円を給付
  3. 国債発行による財源確保
  4. 歌舞伎町再編計画
  5. リモート万博の開催

徹底的なロックダウン

現実には、2020年4月に最初の緊急事態宣言が発令されました。
当初は首都圏に限った発令でしたが、4月の中旬には全国が対象とされました。

しかし、日本においての緊急事態宣言は強制力が弱く、国民意識に頼ったお願いベースの発令であることは誰もが知っている事実です。

徳川内閣では即ロックダウンを決行

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の中では、最強内閣により真っ先に緊急自体宣言が発令されますが、徳川内閣は完全なロックダウンに踏み切ります。

外出自粛ではなく外出禁止

違反者には罰則規定を設け、AIにより蘇った新撰組に取り締まりを命じました。

ロックダウンの期間は1ヶ月間。
その間は許可を得ない外出は禁止。
一般人の外出は日用品の購入など最低限度の行動に制限されました。

あくまでフィクションなので、実際にはかなり難しいことも簡単にやってのけてしまいます。

まあAIであって生きている人間ではないことと、徳川家康をはじめとする閣僚は過去の人物であるという理由付けが、書籍の中でもかなり強調されています。

なぜ日本ではロックダウンができないのか

日本での緊急事態宣言を巡っては、さまざまな意見がありましたね。

仕事や生活に支障が大きいので自粛なんてできないと思う人
どうせやるなら要請ではなく、海外のようにロックダウンして徹底的に対処すべきと思う人

それぞれの立場でいろんな思いに溢れていると思います。

現在の日本では現実問題として、ロックダウンの実施は困難であると考えられています。

まず、日本国憲法には他国に見られるような国家緊急権に関する規定がありません
戦前の大日本帝国憲法には国家緊急権に関する規定が存在していました。

ロックダウンの実施=私権制限

ということになるわけですが、憲法上緊急時に関する明確な規定がないので、強制力を強めた対策を取ることが困難です。
ロックダウンを強行した場合、憲法上の自由権の侵害に当たります。

現行の憲法では、いかなる緊急事態の場合でも、政府が国民の行動を強制的に制限した場合は違憲という判断ができてしまいます。

特措法改正により、飲食店への時短営業要請に対する罰則規定なども追加されましたが、これも憲法上の自由権の侵害に当たるという議論もなされているほどです。

全国民に一律50万円を給付

2020年の5月には特別定額給付金の受付が開始されましたね。
当時は一人当たり10万円とか、世帯に対して50万円とか、世帯収入に応じてとか様々な議論がなされました。

国民全員に50万円を10日以内に給付せよ!

現実にも、「自粛と補償はセット」という言葉を用いた報道がたくさんありました。

徳川内閣では、1ヶ月のロックダウンに対する補償として、国民一人に50万円の給付を即実施する対策を打ち出しました。

しかも10日以内に。

この給付対応に抜擢されたのは財務大臣である「豊臣秀吉」でした。
秀吉は副大臣である石田三成に命じて、10日以内での給付をやってのけます。

秀吉はとにかく迅速に給付することだけにフォーカスし、最終的には給付申請所に来た人に直接現金を手渡してしまうという行動をとります

緊急事態下において、最優先すべきはいち早く給付金を国民に行き渡らせ安心させること。
正確さに拘っている場合ではないという判断を秀吉はしたんですね。

ミスは後で正せばいい、不正があったら罰すればいい

シンプル思考とずば抜けて迅速な行動・決断力を持って、不可能と思われた10日間での給付を無事に完了させました。

PDCAのどこにフォーカスするか?

PDCAとは、P(Plan)・D(Do)・C(Check)・A(Action)
このサイクルを循環させて行動を重ねることを言います。
10年くらい前から、このPDCAの考え方が流行していますよね。

何かを実行しようとする際には、計画し実行してみて、結果をチェックし改善するという流れが重要であるという考え方です。

現在の国や企業では、PDCAを意識していながらも、最も重要視されているのは、PとDの部分です
CとAの部分では、誤りを正すという意味合いも含まれてくるので、一度決定した事項を覆さなければならない場合もあります。
それが今の国や企業の中ではあまり気に入られない。
なので、計画にかなりの時間を割き、慎重に実行します。
そのため何をするにも時間がかかってしまう

この本では、そういった問題点にも注目されています。

豊臣秀吉CとAの部分に重きを置きました

10日間で国民全員に50万円を給付するという目標を達成するためには、PとDをいかに迅速に進めるかが重要であったということです。
CとAは配ってしまってから考えれば良いという発想です。

ミスや問題が生じることを前提条件として、スピード重視の施策をとったわけですね。

PDCAの考え方で一番重要なのは、
失敗を前提に考えること
1サイクルで完璧にこなそうとしないこと
PDCAを何度も繰り返すことを前提に行動すること

だったんですね。

国債発行による財源確保

国債の発行は現在の日本においても頻繁に行われています
国債というのは、国が資金の借り入れをするときの借用証書のことですね。

徳川内閣の強行

徳川内閣では、国民全員への50万円給付の財源確保として、国債を発行しました。
この国債の引受先となるのが、日本の大企業たち。
しかし、コロナ禍において、大企業と言えども多額の資金を国債引き受けに当てるのはかなりリスクがあります。

そこで活躍したのが、織田信長でした。
織田信長は、大企業の社長たちを集め、半ば強制的に、恫喝する形で国債引き受けの話を取りまとめてしまいます。

徳川内閣のやることは本当に現実離れしすぎています。
しかし、国債を民間が引き受けるという行為自体は経済対策上健全な行為です。

国債はなぜ中央銀行(日銀)が直接買ってはいけないか?

世界の各国には中央銀行というものが存在します。
日本の中央銀行日本銀行ですね。

これは義務教育課程で誰もが教わることです。

中央銀行は通貨発行権を持つので、日本であれば日本銀行が硬貨や紙幣を発行する役割を持ちます。
それだけの権限を持つ銀行なのだから、国債も個人や民間企業の購入に頼らず、日本銀行に買ってもらったら良いのでは?
と思うかもしれませんが、中央銀行が国債を直接引き受けることは禁じ手とされています。
正しくは、財政法第5条の規定によって原則禁止となっています。

通貨発行権を有する中央銀行が国債を引き受けてしまうと、政府の財政節度は失われていきます。その結果、中央銀行が通貨を過剰発行してしまう事態に発展し、最終的には悪性インフレーションを引き起こす可能性があります。

こうなってしまうと、日本の通貨や経済そのものに対しての信頼が失われてしまいます

ですが、日本銀行は現在多くの国債を保有しています。
にもかかわらず世界における円の信用度は依然として高いままです。
日本は、国債を発行して得た資金の一部を、日本経済下支えのために株式市場に投資し運用しています。
その結果、日本の株価は安定して成長しましたが、実体経済と金融経済の乖離が起こっています。

株価はどんどん上がっているのに、実際の生活が豊になった実感を得られないのはこのためです。

このことから考えると、
中央銀行の国債直接引き受けなどもってのほかな行為であることや、
民間市場への公的資金の注入が小手先の対策にしかなっていないことがわかると思います。

歌舞伎町再編計画

国民への50万円給付、国債発行による財源確保を完遂した徳川内閣が次に打って出たのは、歌舞伎町の再編計画です。

徳川内閣の歌舞伎町再編計画

コロナ禍における医療の逼迫を危惧した徳川内閣では、歌舞伎町を医療都市として再開発する計画が考えられました。

これにより、医療体制を確保するだけでなく、反社会勢力の温床ともなっている歌舞伎町に、医療対策という大義名分を引っさげてメスを入れることに成功します。

人の密集を極力避けなければならない状況下では、歌舞伎町のような人口密集地帯で商売をしている人たちに対する経済的打撃は計り知れません。
今後最も重要視される医療施設の拡充のために公的資金を注入し、歌舞伎町で商売をする人たちには補償を支払い新天地での開業資金などに充ててもらう

シンプルですが非常にバランスの取れた対策ではあるなという印象があります。

現実的にはそのための予算確保や関係者の同意など、かなり困難を極める政策であることは間違いありませんが、コロナ禍を一つの変革期として捉えるのであれば、思い切った政策も必要になってくることは間違いありませんね。

リモート万博の開催

新型コロナウイルスは、人々の活動を制限し、経済活動の鈍化を招きました
これは日本に限ったことではなく、全世界的な自称であり、共通の問題でもあります。

そこで、徳川内閣が講じた経済対策が、リモート万博の開催です。

徳川内閣のリモート万博

徳川内閣が考えたリモート万博は、アニメや漫画・ゲームなどの日本が誇る現代文化を全面に押し出すというものです。

万博はオンライン限定で開催され、オンライン場でやり取りされる通貨は、KOBANというリモート万博用の仮想通貨。

漫画・アニメだけでなくXR技術を活用した仮想旅行や、織田信長による演舞などを披露し大盛況で幕を閉じました。

こうやって見てみると、現代の日本が築き上げてきた文化は、コロナ禍においてさらなる飛躍を遂げる可能性のある文化であると感じます。

人の行動が制限される状況下でどのようなプロモーションをするか、という部分が今後のキーポイントになりますね。
これは現実的な問題として、国家においても民間企業においても今後の課題です。

怒涛の第一章

コロナの蔓延により窮地に立たされた日本に突如として現れた徳川内閣が、ご紹介したような施策をとっていく展開が1章で描かれています。

驚きなのは、これだけの施策を1〜2ヶ月でやってのけたということ。

ちょっと現実離れしすぎていますが、政府にこれだけの行動力と実行力・カリスマ性があったら、国民もかなり熱狂するでしょうね。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の中でも、これだけの実績を残した徳川内閣に対する国民の評価は鰻登りで、国民は家紋の入ったマスクを身につけるなどしてかなり熱狂している様が描かれています。

ちょうど同じような商品も販売されているんですね。
下のようなマスクをつけて、国民は徳川内閣に熱狂しています。

第一章では、徳川内閣の施策を通して日本の歴史や経済についての基礎知識が書かれており、教科書的な側面を持った描かれ方がしています。

そして、徳川内閣のとった行動は、あの日の日本人の期待や希望に応えるものでもあるので、ちょっとあり得ない展開ではあるものの、話に引きずり込まれていってしまいます。

そして、第二章からは第一章での教科書的な印象が一切取り除かれ、ミステリー小説を読んでいるかのようなサスペンスチックな展開が待ち構えています。

まだ読んでいない方で続きが気になる方は、是非購入して読んでみてください。

現代に蘇った偉人たちの名言が飛び交う

この本を読んでいて面白いなと感じる点はたくさんあります。

歴史上の偉人たちについて気軽に学べる
ストーリーを読んでいくうちに経済や政治についての基礎知識が学べる

これら以上に胸に刺さるのは、歴史上の偉人たちが発する名言の数々です。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』を読んで、心に残った言葉の一部をご紹介します。

歴史にも、政治にも、無関心な日本人はいるかもしれないが、無関係な人は、いない。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』|眞邊明人|サンマーク出版|P14

選挙を行っても、投票率の低さから日本国民の政治への関心度合いはかなり低い。
平和だからこそ、無関心でいられるのかもしれないですが、日本で暮らす以上は無関係ではありません。
冒頭からいきなりこのような言葉が書かれており、心をえぐられる気持ちになりました。

将たるものの仕事は決めることじゃ。決めたことは何があってもやる。そういう将の下には、それを成し遂げる者が集まるものじゃ。あとは将はその者たちを信じて任せる。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』|眞邊明人|サンマーク出版|P86

これは、国民全員への50万円給付に踏み切った際に豊臣秀吉が言った言葉。
上に立つ人間がすべきことは、決断すること・責任を取ること・信じること
決断できない・責任を取らない・部下を疑う上司には誰もついてこない。

良いか。仕事と思うな。祭りと思え。祭りならば気も浮き立ち、頭も回る。役目を思わば、気は重くなる。おみゃーらはどえりゃー祭りを今からやるのじゃ。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』|眞邊明人|サンマーク出版|P114

50万円給付対応に追われるスタッフを鼓舞するために豊臣秀吉が言った言葉です。
仕事仕事と思って辛い状況に立ち向かうのは精神的にかなりきつい。
でも祭り事であれば、意外としんどい準備もできたりしますよね。
要は気の持ち様ってことですね。

文句を言うものは出世しようがしまいが文句を言う。おみゃーはおみゃーの仕事をすればええ。おみゃーの足を引っ張る者あらば、このわしが容赦はせぬ。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』|眞邊明人|サンマーク出版|P174

文句を言う人は、どんな状況にあっても文句が出るもの。
周囲の評価ばかりに気を取られていると、自分の成長の機会を見失ってしまうかもしれない。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』のバックボーンとなった参考文献

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の参考文献となった書籍についてご紹介します。

『勘定奉行 荻原重秀の生涯ー新井白石が嫉妬した天才経済官僚』|村井淳志|集英社新書

『ケンペルと徳川綱吉ードイツ人医師と将軍との交流』|B・Mボルタルトベイリー|中公新書

『マーケット進化論ー経済が解き明かす日本の歴史』|横山和輝|日本評論社

『マンガ日本の古典16 吾妻鏡(下)』|竹宮恵子|中央公論新社

『詳説政治・経済 改訂版』|山川出版社

『中学社会 公民的分野』|日本文教出版

『詳説日本史B 改訂版』|山川出版社

『日本史用語集 改訂版』|山川出版社

『やりなおし高校日本史』|野澤道生|ちくま新書

『世界史を変えたパンデミック』|小長谷正明|幻冬舎新書

『徳川家康名言集ー現代に生きるリーダーの哲学』|桑田忠親|廣済堂

『名将言行録 現代語訳』|講談社学術文庫

さいごに

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は個人的には結構面白いと思えました。

あり得ないような出来事の連発に笑ってしまいそうになる展開もありましたが、フィクション作品なのでそれがまた面白い。

そういったインパクトのある展開の中に、歴史・政治・経済に関する基礎知識が散りばめられていて、結構勉強にもなる本です。

「ビジネス小説」と言っているだけのことはあります。

コロナに頭を悩ませなかった人はいないはずなので、誰が読んでもそれぞれの立場で楽しめる本であることは間違いないです。

気になった方は是非読んでみてください。

Amazon『Audible』無料で本を聴く

本を読む時間がない人は、
30日無料体験が試せる『Audible』がおすすめです!

小説・ビジネス書・ラノベなどのあらゆるジャンルが豊富にラインナップ。
40万冊以上のオーディオブックから、お気に入りの本が聴けます。

Char

料理や掃除、散歩や通勤中、
時間や場所を選ばずに聞けちゃうから、時間がない人や本が苦手な人でもラクに1冊聞けちゃうね!

Mii

一度購入した商品でも、返品サービスがあるから、イメージと違った場合は別の商品と交換できて助かる!
限度はあるけど、実質聴き放題になるね!

Char

無料体験で購入したオーディオブックでもずっと聴けるんだって。
つまり定価で3,000円くらいのオーディオブックが無料で1冊貰えちゃうってことだね!!

1日に10〜20冊の本を読む、読書家で有名なメンタリストDaiGoさんも
オーディオブックをおすすめしています!

日本ではまだまだ利用率が低いけれど、オーディオブックはおすすめですよ。読書やPC作業で目が疲れたときもインプットが続けられますし、移動時間も無駄にならない。通勤に時間がかかる人なら、1日1冊分が聴けるんはないでしょうか。

本では活字をピックアップして情報を追うけれど、オーディオブックの場合すべてのテキストをフラットに聴くことに。だから、文章や論理の構造まできれいに頭に入るんですね。

それによって話すことがうまくなり、言葉も出てきやすくなると思います。

PRESIDENT WOMAN『なぜDaiGoは「目より耳」で本を読むのか』より

最近では、人気声優や俳優・女優が
ナレーションをしているオーディオブックが急増中。
本に触れやすい環境が整っています!!

スキマ時間で読書を始めてみたい人は
Audible』から試すのがおすすめです!!

小説・ビジネス書・ラノベ
40万冊を「無料体験」で聴く[jin_icon_arrowcircle color=”#ffffff” size=”18px”]

ABOUT ME
記事URLをコピーしました